トップページ >> 教室紹介(フラテ) >> 2001年度
教室紹介(フラテ)
2001年度(平成14年3月発行 フラテ88)
本講座はグルタミン酸による脳の発達・可塑性制御機構とグリア細胞によるニューロン分化の制御機構の解明を テーマとして神経解剖学的な手法による研究を行っています。また、学部生の登竜門である解剖実習の担当講座でもあります。これを書いている10月現在というのはちょうど実習開始の時期で、先生方をはじめスタッフのみなさんはとても忙しそうです。申し遅れましたが、文責は私、大学院生の宮崎です。講座全体の説明はこれぐらいにして、僕の目から見た構成メンバーの紹介に移ります。よろしくお願いします。
渡辺 雅彦 (教授)
この研究室を引っ張る牽引車のような存在です。最近はデスクワークが増えてしまい実験室で姿をみる機会が減ってしまいましたが、それでも合間をみて精力的に実験をしていらっしゃいます(まるで嵐のようです)。研究に対する姿勢は非常に厳しく、未だにお話する時に緊張してしまいます。恥ずかしながら僕は先生によく怒られるのですが、そこには神経解剖学を研究してきたという先生の誇り、そして何よりも大きな愛が感じられます。皆さんもぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
永島 雅文 (助教授)
あの「折々の夜」事件以来、僕と永島先生の仲は深まっていきました。「愛の賛歌」を熱唱する姿を見て体中にイナズマが走ったのを今でも鮮烈に憶えています。片手をポケットにいれてシャンソンを歌うところをぜひみなさんにも見ていただきたい。きっとシビレます。また、低音の美声だけでなくフランクな語り口調も永島先生の魅力の1つであります。そこから生み出される空気、節回しなどは僕も非常に勉強になります。
清水 秀美 (技官)
秀美兄さんには実験のことはもちろん、色々なことを毎日教えてもらっています。最も感銘を受けたのは「北斗の拳はマッドマックスのパクリであること」。なんでも毎週木曜日はカレーを作る日だそうです。そうすれば週末はずっとカレーが食べられるんだと言って 彼は右手の親指を立てる(サムアップ)のですが、その度に僕は理由なき悲しみに襲われます。最近は過労気味なのか、酷いダジャレを連発。周囲はみな困り果てています。
石村 知子 (事務員)
この教室の美人事務員のひとりです。テンションは常に高く、この教室のムードメーカー的存在です。しかし教室内の人を芸能人やパイロット、さらには宇宙飛行士にしたてようとするなど、時折不穏な動きを見せます。石村さん、一体何を企んでいるのですか? 得意技はくしゃみ。「あーすっきりした」と言って完成です。いわゆる様式美ですね。あと、やきそば一平ちゃんのからしマヨネーズは絶対に入れないそうです。
内沢 友子
もうひとりの美人事務員さんです。「動」の石村さんに対し、「静」の内沢さんという印象があります。「内沢の三文判は売っていない」「名前の割に友達が少ない」などシュールな発言は石村さんとの 好コントラストを生み出します。ツッコミ厳しく一級品。目にきます。皆さんもツッコまれてはいかがですか? 内沢さんもインスタントやきそば愛好家らしく、かやくを麺の下に入れているのを目撃してしまいました。
山田 恵子 (ポスドク)
実るほど頭の垂れる稲穂かな」と申しますが、恵子先生はまさにその人だと思います。こちらが恐縮してしまうほどの謙虚な姿勢には本当に人として学ぶべきものを感じます。昨年は解剖学会奨励賞を受賞されました。愛息のよっしー君は講座のアイドルとして親しまれていますが、彼もきっと立派な人になると思います。周囲の人からは賛同が得られないのですが、最近とみに恵子先生がよっしー君に似てきたような気がしてなりません。
深谷 昌弘 (D3)
この教室の若頭である深谷さんは、通常では考えられない程の効率で次々に形態解析をこなします。そのヒミツは「ツバメ返し」や「小手返し一手」など数多くの裏技。そして2001年夏、一年間の沈黙を破りついに新技を開発しました。その名も「ネオ・ツバメ返し」。しかし内容を聞いてみると、どうやらただの力技のようでした。少し残念です。結果を向上させるための努力を厭わないその姿勢は本当に勉強になります。大島さんがこんな名言を残しています。「深谷くんは第二解剖の良心や。」
宮崎 太輔 (D2)
ほんのわずかな食料とありったけの夢をボストンバッグひとつに詰め込んで、降りしきる雨の中渡辺道場の門を叩いたあの日からはや2年。あれから僕は成長したのでしょうか? 自問自答の日々はこれからも続きます。
山下 登 (泌尿器科)
一緒にライブに行ったり、お家に招いて頂いたりと 僕は公私共にとてもお世話になっています。物腰が柔らかく、お酒を愛する非常に愉快な人なのですが、お酒を飲んだ山下先生は天然危険物に指定されている(学名;真夜中レーザーガン)ので注意が必要です。今年6月に待望の第一子、優ちゃんが誕生しました。おりしもその晩は講座の飲み会でしたが、不思議なことに僕の向かいのテーブルには山下先生のそっくりさんが座っておられました。
大島 昇平 (小児歯科)
いつかの「真夜中の赤ジャージ事件」では一番怖がっていた大島さん。自称小心者だそうなのですが僕にはそうは映りません。なぜなら時々渡辺先生に戦いを挑むからです。僕にもその勇気を少し分けて欲しいものです。最近、散々シニカルな発言をしておいて 「ボクは皆の平和だけを考えて…」というパターンが目立ちますが、これは僕のパクリです。教室内では飲み会や講座旅行の名プランナーとして活躍しています。もしかすると本当に僕達の平和を考えてくれているのかもしれません。ダイエーの大道選手に過敏に反応します。
高崎 千尋 (小児歯科)
どんな時でも野に咲く一輪の花のように微笑んでいる高崎先生には とても大切なものがあるのです。それは読売巨人軍。毎年の札幌シリーズは必ず応援に行く、4プラの巨大テレビ前で野球中継に見入るなど、数々のエピソードをお持ちです。机は僕(阪神ファン)の隣なのですが、シーズン中は微妙な空気になってしまうことしばしばです。芸能界に精通していたり、たまにギャグを言ったり(これは本当です!)と、その計り知れない奥深さも魅力の一つであります。
横山 理恵子 (小児歯科)
いつもおちゃめな横山さんはよく電子レンジの前で踊っています。きっと時間まで待ち切れないのでしょう。しかし同時にハングマンのような側面も持ち合わせています。実験ではしばしば黒の革手袋を着用。まるで佐藤浩市です。さらに外来から戻ってきて夜な夜な精力的に実験をするところは、「夜に舞う蝶パピヨン」(山本陽子)を 彷佛とさせます。今夜は一体何匹のネズミがハンギングされるのでしょうか?
境 和久 (D2・理学)
信頼のブランド「SAKAI」。世界のブランド「SAKAI」。鉛筆削り、スプレーのり、異常にデカいハサミなど、本講座には「SAKAI」ブランドの品がたくさんあります。去年の秋に境さん宅の引っ越しを手伝いましたが、その時にビデオデッキが7台も出てきたことは 今でも語り草となっています。また最近は、チョコエッグのおまけやスヌーピーのボトルキャップにも ご執心の様子。どうやら収集癖があるようですね。境さんはコレクターの域を越えて「蒐集家」であるような気がします。
山崎 美和子 (医学部6年)
2001年にJournal of Neuroscience誌に論文を投稿し、見事にアクセプトされました。今年で学部卒業(のはず)なのですが、今後の去就が注目される大物FA選手です。先日一緒に麻雀をする機会があったのですが、あんなに眠そうな山崎さんを見たのは初めてでした。その日はたまたま調子が悪かったらしく、悪徳技官にあらゆる体毛をむしり取られていたようです。「3階のアイドルの座は渡さない」と捨てゼリフを残して帰っていきました。
文責:宮崎