トップページ >> 教室紹介(フラテ) >> 2002年度
教室紹介(フラテ)
2002年度(平成15年3月発行 フラテ89)
7月、私に渡辺雅彦教授から指名が言い渡された。フラテの原稿書きである。締め切りはまだ先だと思い、高を括っていたのですがが締め切りが迫ってきた。何を書いたらいいのやら。とりあえず、例年どおり、講座の研究内容から紹介いたします。研究室ではグルタミン酸による脳の発達・可塑性制御機構とグリア細胞によるニューロン分化の制御機構の解明を 主軸にしてそれらに関わる研究を行っています。当講座は多くの他国籍軍で構成されていて、いろいろすごい人がいます。では、個々のメンバーを紹介させていただきます。
渡辺 雅彦 (教授)
我らが大ボスです。いつも忙しく夜遅くまで働いてたいへんな毎日を過ごしています。デスクワークが多くなって、自分で実験ができなくなるとストレスがたまるみたいです。近頃の楽しみはNHKのERとプロジェクトXの再放送をみることらしいです。このほど7月に羊土社から『脳・神経科学入門講座』なる本を出しました。うわさでは売れてるらしいです。店頭では『今売れてます!』の広告が…。中にスタッフが隠れキャラとして登場したりしています。脳神経についてわかりやすく説明していますので一読をお勧めします。ちなみに上巻税別3900円)。
永島 雅文 (助教授)
永島先生は、残念ながらもう居られません。なぜなら8月1日付けで埼玉医科大学解剖学講座に教授として就任されました。おめでとうございました。永島先生の去った後のがらんとた部屋は郷愁が漂っています。就任が決まった後、いろいろな手続きがたいへんだったらしく、午前3時頃実験が終わって帰ろうとすると永島先生が出勤してくるという奇妙な出合いが何度かありました。埼玉医科大学行ってもハイテンションで働いているようです。
清水 秀美 (技官)
解剖実習に関する遺体処置や研究室での実験をなんでもこなすこれまたすごい人です。いろいろな新しい実験を収得しては教えてくれます。抗体作製の技術はたくさんの成果をもっています。かなりの甘いもの好きで飲み会でのアイスクリーム、おだんこなどのデザートは必需品です。中でもさくら餅がお気に入りらしいです。
石村 知子 (事務員)
いつもハイボルテージな美人事務員です。あらゆる業務をたまには独り言をいいながらこなしていきます。研究室は白菊会の事務も兼任されているので何かとたいへんらしく、エネルギーの消耗が激しいのかよく口癖のお腹空いたという言葉を耳にします。いつもいれてくれるコーヒーには年季が入ってきました。
山田 恵子 (ポスドク)
発達脳のグリアの分化、役割について研究しています。「グリアについて聞くなら山田先生に。」というくらいなんでもお答えしてくれます。お子さまのヨッシーこと芳郎君がときどき研究室に遊びにきてはみんなの人気ものです。今年で4歳になり、みるみるでかくなってきています。
深谷 昌弘 (D4)
グルタミン酸受容体のシナプスへのターゲティング機構の解明すべくノックアウトマウスの解析など 行っています。みなさまに絶大な信頼を得て、他からの依頼仕事を次々とこなします。しかし、時には彼の巧妙な話術で「コウモリはカモノハシの仲間だ」(確かにどちらも哺乳類ですが)など にだまされる人が現れます。
宮崎 太輔 (D3)
小脳のプルキンエ細胞と登上繊維支配の関係をノックアウトマウスを用いて研究しています。電子顕微鏡を使った解析の連続電顕写真ではパラパラマンガごとくすごいものを作ります。研究室での清水さんとの軽快なトークは人々に笑いを与えてくれます。飲み会になるとさらに加速され、渡辺先生も笑いの渦に巻き込まれます。夏にはバイクで風になるライダーです。
高崎 千尋 (D4・小児歯科)
三叉神経核でのグルタミン酸トランスポーターGLT1の発現について研究をしています。一見おとなしくみえますが、かなりの巨人愛があつく、今年度の札幌での巨人戦が観戦できず悔しがっています。根室出身の彼女は夏の帰省で大量の花咲ガニを送ってくれて、カニパーティーを開催してくれました。うまかったです。うわさでは自ら沖合いで密漁、はたまた、港でロシアマフィアと交渉してきたとか!?
横山 理恵子 (D3・小児歯科)
マウスの大脳皮質のバレル形成について研究しています。一度に大量のマウスを実験で捌く技は職人芸です。常に元気で甲高い美声を研究室に響かせ、存在感をアピールしています。最近、渡辺先生を訪問に来たある先生に『横山さんは"マスク美人"だね。』言われてました。そのこころは!?みなさまの御想像におまかせします。きっとマスクの似合う歯医者さんのことでしょう。
境 和久 (D3・理学)
博士課程から渡辺研に派遣され、いつまにか修行3年目になりました。なんとかアミノ酸トランスポーターに関する研究がまとまりそうです。たぶん、、、。月日が経っても、愛(相)変わらず渡辺先生にはよく精神注入棒なる気合いを入れられます。この春、それが具現化したものが渡されました。いまは机の筆立てに精神注入棒と書かれた温度計のケースが自分に緊張感を与えています。
立川 正憲 (D1・東北大薬学)
彼は、東北大学薬学部から送り込まれた諜報/調法?員の大学院生で1年間当講座で研究することなり、クレアチントランスポーターに関する研究を主に行っています。現在鬼のように実験マシーン化しています。一見寿司屋の若い板前のような雰囲気で、よく東北大学の先生たちのモノマネを披露してくれます。
三浦 会里子 (M1)
今年の春から初の修士で入った期待の新人さんです。東京の薬学出身で私はついついお薬の事を聞いてしまいます。ごめんね。4月から初の一人暮らしとのことでとても心配しましたが、持ち前の明るさと頑張りで ノビノビ研究に取り組んでいます。飲み会後のお喋りタイムは本当に楽しいです。今度は蝋燭の本数間違えないよう気を付けますね。
野村 幸 (M2)
わたくしと同様に理学研究科から派遣され、ニジマスのグルタミン酸受容体の分子クローンニングとその発生段階での発現分布を研究中です。イギリスの大学を卒業して、修士で北大にやってきた逆輸入の才女です。博士課程からは、当研究室の所属院生になります。このところ体調を崩すことが多いらしく、忽然と姿が消えることが間々あります。カンバレ!君に"幸"あれ!。
文責:境