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教室紹介(フラテ)
2004年度(平成17年3月発行 フラテ91)
我が研究室では、渡辺教授を筆頭に、少人数ながらも構成員全員が日夜実験にいそしんでおります。人が少ないせいか割と静かな研究室ではありますが、時折行われる飲み会では打って変わって大賑わいとなります。とてもおいしい(らしい)日本酒を飲めるというのが、我が研究室で行う飲み会の醍醐味なのかもしれません。そんな当講座では主に、脳の発達・可塑性の制御機構とグリア細胞によるニューロン分化の制御機構を解明することを 目的としています。特に小脳皮質と大脳皮質体性感覚野に焦点を当て、シナプス回路発達のメカニズムを、グルタミン酸シグナル伝達分子の発現局在解析と、その遺伝子欠損マウスの形態学的解析から追及しております。この研究室は、そんな魅力的なテーマに研究者魂を揺さぶられ、また多彩な技術を学ぼうと、様々な分野からこの研究室にやってきた人たちにより構成されています。また医学部生にとっての最初の関門である解剖学実習の担当講座でもあります。さて、未だに大人なお酒(?)のおいしさが分からない未熟者な筆者でありますが、僭越ながらこの研究室のみなさんのご紹介をさせていただきます。
渡辺 雅彦 (教授)
この研究室の中で誰よりも研究を愛して止まない渡辺先生は、土日祝日を問わず毎日研究室に足を運び、教授としてのお仕事の合間に実験をなさっております。その頭の切り替えの早さや回転の速さは感嘆せずにはいられません。松田聖子の歌が好きらしいのですが、一方でエリック・クラプトンの大ファンでもいらっしゃいますし、またラジオから流れていた歌を聴いて 「これ一青窈じゃない?」と正にビンゴな答えをおっしゃったこともあります。先生がBGMとして聞かれる歌謡曲のラインアップがとても気になるところです。
深谷 昌弘 (助手)
我が研究室の第二の柱とも言うべき頼もしい存在であり、筆者は密かに師匠と崇めております。色々な分野において物知りで技術もあり、大きなヒラメをきれいに5枚に下ろす姿には、さすが!と皆声をうならせてしまいました。そんな多才で有能な深谷さんですが、実はここに大きな落とし穴があり、うっかり全てを信じてしまうと 大恥をかいてしまうことも・・・。最近だいぶ騙されなくなってきた筆者ですが、「その真偽を見極めることもまた修行の一環なのだ」と深谷さん本人は説いております。
宮崎 太輔 (助手)
関西出身である宮崎さんは普段寡黙な印象を受けるのですが、ぽつりと言う一言(ツッコミ)が妙にツボであったり、巧みな言い回しで周りを笑わせてくれたりします。形態学初心者であった筆者に技術・知識など色々と一からご指導くださった御方であり、形態解析における技術職人のような方です。その職人並みの腕により作られたお好み焼きや餃子は、研究室の全員が絶賛する美味しさでした。
清水 秀美 (技官)
甘いものが大好きな清水さんは、技官である以上に、貴重な技術をたくさんもっておられる有能研究者であります。人見知りなさる方なので初めは近寄りがたい 感じもしたのですが、子供好きであったり、スナネズミを大層可愛がって飼っていたり、実はネコが一番好きなのだと言ってネコを抱っこしていたりする姿に、清水さんの持つ優しい一面を 垣間見ることができるような気がいたします。
石村 知子 (事務員)
いつもハイテンションな石村さんは事務作業をてきぱきとこなす一方で、先生方や院生たちの大切なお話相手でもあり、皆のカウンセラーのような役目も担っているとも言える のではないでしょうか。今流行の言葉で言えば、正に"癒し系"。実験などで凹んだり疲れた時にはそのトークで 元気にさせてくれる、明るくて素敵なお姉さんです。
山田 恵子 (特別研究員)
大変優秀な頭脳・技術をお持ちの恵子先生は、分からないことを尋ねた時などもとても親切に優しくご指導くださいます。二人のご子息方には母親として 厳しい面を見せることもありますが、とても利発的で素直な長男のヨッシーを見ていると、やはり愛情豊かな家族なのだなと感じずにはいられません。次男坊のあっくんの今後の成長ぶりもとても 楽しみです。
明石 馨 (ポスドク)
ポスドクとして我が研究室に所属しておりますが、現在は新潟でノックアウトマウス作成のお仕事をなさっております。こちらには時折しかいらっしゃらない のですが、筆者はこのお方を、自分のよき姉貴分と(勝手に)認識しております。各地の名産品(食べ物限定) に詳しく、こちらにいらっしゃる折にはおいしい食べ物や日本酒をいつも持ってきてくださいます。
岡地 潔 (D1)
今年度から新しくメンバーとなった岡地さんは獣医学部卒で、牛をこよなく愛する方です。普段は寡黙で冷静なのですが、突然坊主頭にイメチェンしてきたり、肩に亀のマスコットの乗っかったTシャツを着てきたり、煙草を吸わないのに禁煙パイポをくわえていたりと、そのギャップに周囲は驚かされます。まだまだ隠された個性がありそうな予感です。
三浦 会里子 (M2)
今回のフラテの筆者であります。今から1年半前に東京の外れにある町から やって来ました。2年目の現在、未だに研究室で一番未熟者であり技術の鍛錬に精を出す日々です。他の皆さんよりいくらか若輩者であることもあって、おもちゃにされていると感じることもしばしばですが、それもまた喜びなり・・・。今後もひたすら前進(漸進?)あるのみです!
野村 幸 (M1)
色々な過程を経て今年度から新たに修士に入学なさった野村さんは、小柄なところは筆者と似ていて親近感があるのですが、そのほんわかした可愛らしさや器量良しな面は 筆者とは正反対であり、誰しもつい和んでしまうような存在です。実は無脊椎動物がお好きであるという 意外性も、時折少々ずれた発言をなさるところも、野村さんの可愛らしいところです。
高崎 千尋 (小児歯科)
博士課程の間こちらで実験をなさっていた高崎さんは、現在も小児歯科臨床医として働きつつ研究をなさっており、お仕事の後に実験をしにいらっしゃることも しばしばです。実は巨人ファンであるという事実には驚きですが、高崎さんにはまだまだ意外な面が隠されて いると筆者は睨んでおります。
岡田 理恵子 (小児歯科)
昨年度博士課程を卒業なさった横山さんは、高崎さんと同じく小児歯科医として働きつつ研究をなさっております。筆者がこちらに来る前から相談相手に なってくださり、いつも色々と励ましてくださって感謝感激です。昨年末にご結婚なされて姓が変わった のですが、皆未だ"岡田さん"とは呼べないでおります。
内ヶ島 基政 (学部4年生)
内ヶ島君は昨年度末あたりから実験に興味を持ち始め、我が研究室の仲間入りを果たしました。その頭の良さとやる気は自他共に認めて(?)おり、今後の活躍も期待されております。
文責:三浦