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教室紹介(フラテ)
2010年度(平成23年3月発行 フラテ97)
こんにちは。解剖発生学分野です。今年の春に管理棟の改修が終わり、医学部全体の改修工事がようやく完了しました。我々の研究室は管理棟-北棟-中棟を連絡する北棟2階にあります。講座担当科目は解剖発生学、解剖実習、神経解剖学と多いために、2年後期の学生の皆さんには毎日のように顔を合わせることになります。教員一同、担当した学生諸君の顔は意外に記憶していますので、見かけたときにはぜひ挨拶して下さい。また、当教室は神経解剖学的手法を中心とした基礎研究も盛んに行なっています。これまでにin situ hybridization法、免疫組織化学法等を用いて様々な分子の局在を明らかにし、遺伝子改変動物の形態を解析することで様々な分子の機能を解明してきました。神経解剖学の最大の魅力は脳組織の美しさを直接観察できることだと思います。顕微鏡を使った研究に興味のある人はいつでも研究室に来て下さい。
今年5月、当教室で助教をされていた深谷昌弘先生が北里大学へ講師として栄転されました。これまで主力として教室を支えて来られた深谷先生が去り、我々はひとつの転換期を迎えています。
渡辺 雅彦 (教授)
昨年教授就任10周年を迎えられましたが、キレのある動きにはまだまだ衰えは見られません。現場至上主義を貫き、当研究室の基礎となる抗体作成に多くのエネルギ-を注がれています。教授でありながら縁の下で研究室を支える姿には新しいリーダー像を感じます。数年前、深酒による体調不良で研究室移転作業に欠席されたことがありました。翌日、恥ずかしそうな渡辺先生に「お酒を控えて下さい」とは言えませんでした。
宮崎 太輔 (助教)
ネズミのトップブリーダーとしての自覚がようやく芽生えてきたようです。敬愛する岡田彰布氏がオリックスの監督に就任し、止まっていた心の時計が再び動き始めました。
山崎 美和子 (助教)
高い研究遂行能力を持つ一方、広い視野を活かして研究室のマネジメントにも大きく関わっています。「いつか犬を飼って、北大のキャンパスを散歩させる」という壮大な夢を持っています。
今野 幸太郎 (助教)
昨年神経薬理学講座で学位を取得し、今年から当教室の一員となりました。OL顔負けのお菓子プレゼント攻撃と片言のニホンゴを駆使して留学生のカルメンさんとは一番の仲良しになりました。彼の高いコミュニケーション能力は研究室の財産になると筆者は確信しています。
石村 知子 (事務員)
石村さんお勧めのお菓子には外れがなく、当教室のお菓子マイスターですが、我々がお土産を買う際には逆に高いハードルとなります。講義実習の繁忙期には全科目の出席カードをチェックしてもらっているのですが、近年ついに筆跡から性格を読み取るという技を編み出しました。学生のみなさん、名前はきれいに書きましょう。
清水 秀美 (技官)
解剖実習の準備やご遺体の管理を一手に引き受けています。解剖実習が終わった後も火葬やご遺骨の返還などに忙しい日々を送っています。趣味は海外旅行。今年は中国に行ってきたそうです。
内ヶ島 基政 (D4)
学部時代からの渡辺チルドレンも最終学年になりました。大学院生ながら面倒見も良く、他学生の駆け込み寺として活躍。セカンドステージをひた走ります。深谷先生の後継者として日々着実に成長を遂げています。
岩倉 淳 (D1)
鍼灸専門学校で講師をしながら学位取得を目指し、忙しい毎日を送っています。学生時代は柔道をされていたそうですが、あの長すぎる脚は柔道には不向きなのではないかと思います。裏社会に精通し、柔和な笑顔の中に数々の修羅場をくぐり抜けてきた凄みを感じます。
高崎 千尋 (歯学部・助教)
根室出身。本当のエスカロップを知っています。歯科医師と基礎研究の二足のわらじをはきながらも着実に研究を進め、今年もファーストオーサーとして論文を出されました。その後も新たな研究課題に取り組んでおられます。研究のアイデアは歯学部と北棟を往復している間に産まれるのに違いありません。
河北 一誠 (学部4年生)
学部3年時からのメンバーです。元気のよいキャラクターは今や教室に欠かせない存在となりました。今どきの若者には珍しいタイプで、時間を見つけてはコツコツと研究を重ね、遂に学会デビューを果たしました。この調子で論文投稿まで頑張って欲しいと思います。ネジれたりハズれたりしながらも充実した学生生活を送っています。
工藤 健大 (薬学部・4年生)
研究室に来てから1年になる本物のイケメンです。さらに最近、成績優秀者として薬学部から表彰されたそうです。どうやら天は二物を与えたようです。今のところマイナス要素は見当たりませんが、敢えて挙げるとすればAKB48のファンという点でしょうか。「故郷(青森)の有名人は高見盛」とのことですが、「青森といえば工藤」という時代もそう遠くはないでしょう。
カメロン・バレステロス (留学生)
スペインからの短期留学生です。2ヵ月という短い間でしたが、教室を明るくしてくれました。趣味は写真。東洋の島国で出会った奇妙な光景を次々に1眼レフにおさめていました。特に居眠りする日本人には異常なまでの興味を持ち、当教室の大学院生も被写体となりました。これらの作品群「カルメンズ・ビュー」はスライドショ-でお披露目され、皆に大好評でした。故郷に帰っても是非頑張ってもらいたいものです。
文責:宮崎